FC2ブログ
子供の未来を考える会ハチドリ
… 放射能汚染から、子ども達を守りたい…
塩谷町の甲状腺検査結果説明会に参加しました
2月9日、塩谷町道の駅湧水の郷しおやでの甲状腺超音波検査説明会に参加しました。
12月と1月に実施された検査結果について、宇都宮大学の清水奈名子准教授から説明がありました。

清水先生の行ったアンケートでは、検診を受けた理由は「原発事故の時に受けた放射線の健康への影響が心配なため」が72人、「放射線が原因となって甲状腺に異常がないかどうか確認したいため」が56人と多く、今も不安を持っている人がいることが分かりました。
「今後の健康検査に関して、国や自治体が責任をもって実施することを希望しますか」という質問には、回答者の98%が「希望する」、検査期間については「今後10年以上なるべく長期的に」が53%となっていました。
15歳以上の人の61名が回答されていました。その内18歳以上は自分で検査に申込みアンケートに答えている人も多く、清水先生は「当事者としての声」と言われ、政府はこのことを無視してほしくないと思いました。

清水先生は、「29年度の検査結果について」「なぜ栃木県でも検査が必要なのか」「福島県での県民健康調査について」「甲状腺の病気について」を分かりやすくお話されました。
原発事故時の放射性ヨウ素は関東広域を汚染したけれど、初期データを集めなかったためデータの無い中で安心安全と言い切るのは問題がある。調査が少ないことは、必ずしも問題が少ないからではないと、決して安全とは言い切れないことを説明くださいました。

受診者数が減少しているのは、理由として年齢が上がると進学や就職で地元を離れる人が多くなり検査を受けにくくなること、1回受ければ大丈夫と安心してしまうのではとのお話でした。
「福島県の傾向として、A1判定の方が2年後に甲状腺がんが見つかる事例もあり、一部で甲状腺外に浸潤、転移、再発が確認されています。また所見で結節やのう疱が見つかっても翌年なくなる場合もあります。1回の検査で終わらせるのではなく、定期的(1~2年)に検査を受けることをお勧めします」という清水先生の言葉に、甲状腺検査の大切さを再確認しました。

塩谷町の甲状腺検査を受診する方が増えるよう、私たちも応援していきたいです。
そして、矢板市でも自治体が検査を行うよう、今後も要望していきます。

会場の皆さんは、真剣に清水先生のお話に聞き入っていました。
20190209_102254441.jpg 

お話の中で紹介されていた『放射能測定マップ+読み解き集』
DSC_2097.jpg 

スポンサーサイト
[2019/02/19 12:23] | 未分類 |
飛田氏写真展・講演会に行ってきました
2月11日、塩谷町道の駅で開催された飛田晋秀さんの写真展と講演会に行ってきました。
前日の10日に写真展示のお手伝いをしながら飛田さんの写真を手に取ると、あの地震で止まったままの時計が語りかけてくる気がしました。

DSC_2076.jpg 

飛田氏講演会資料 

11日の講演会では、飛田さんがスクリーンに映し出された写真について説明をしてくださいました。
飛田さんのお話を伺うにつれ、写真の印象は、展示しつつ観ていた時とは全く異なっていきました。
写真1枚1枚に物語があり、人々の暮らしがあり、感情があるのです。
そんな当たり前のことに気付かせていただいた講演会でした。

バラバラになってしまった家族。
移染としか思えない除染。
袋が裂け草が生えているフレコンバッグの山。
驚くような高線量の中で働く作業員。
風とシャッターの揺れる音しかしない、背筋の凍るようなゴーストタウン。
新しく建ってもほとんど人が来ず、3000万もの赤字のコンビニ。
線量の高い道路の脇に車を停めて外で昼寝している県外ナンバーの人。
私たちの目に見えない所で燃やされている廃棄物。
4ヶ月~4年で壊してはまた作る焼却場。
職員は戻りたくないのに、35億の建設費をかけて作られている役場。。。

「怒りを通り越して、笑えてしまう」と飛田さん。
私は測定器の写真を見ていて、表示された高い数値に麻痺してくるような感覚になり、それがとても怖いし悲しかったです。
避難解除されたお宅の中は1マイクロシーベルト、外は4.38マイクロシーベルト。
「戻って早く死ね、と言っているように感じる」飛田さんの言葉には、悔しさが滲み出ていました。

飛田さんは冒頭、原発事故後に辛くて桜の写真を撮ることができなくなったこと、4年目に初めて涙ながらに写真を撮ったこと、事故翌年に12歳の女の子に問いかけられたことを話されました。
「風化させてはいけない。日本だけでなく世界に伝えていかなくちゃならない。後世に残さなければ」との思いで福島の写真を撮り続け、全国を回り写真展をしておられるそうです。
「水俣と同じことが起こっている」
「甲状腺がんは福島だけの問題ではなく、地球の問題」
福島に住んで、写真を撮り住民と対話し甲状腺がんの当事者グループの副代表をされている飛田さんだからこその重い現状のお話と写真の数々は、新聞やテレビからは知り得ないことばかりでした。
飛田さんは、「自分の周りから一人でも二人でも話し伝えてほしい。どう伝えるか、その作業を考えたい」と言われました。

最後に、この日講演会の司会をされた大山さんは「飛田さんのお話は、今、福島では非常に大きな人権侵害が進行中であるのにそれが隠されていることを伝えるものだと思いましたそのなかで、飛田さんは様々な抵抗に遭いながらも真実を伝えているのだと。でも私たちがこれを飛田さん一人に委せて良いのかと思うんですね。飛田さんの海外での講演で、スイス人が自分のことのように思ってくれたというお話もありましたが、私たちも福島の人権侵害の現実があることを自分のことのように感じるなら、飛田さんの代理となってそれをどんどん広めていかなくてはならないのではないかと思います。この写真展や講演のことを知り合いに話したり、これから飛田さんの写真展や講演会が開かれるように企画することを皆さんに期待しています。」と締めくくり、会場の誰もが頷きながら拍手していました。


会場の皆さんは、飛田さんのお話に聞き入りスクリーンを見つめていました。
DSC_2077.jpg 

優しい雰囲気の飛田さんの心に、強い決意をお持ちであることがひしひしと伝わってきました。
image1.jpeg 

飛田さんは16日にも来場され、写真を観ている方に解説したり、質問に丁寧に答えておられました。
そして、飛田さんが学校での講演で子どもたちから渡された感想文を、私たちにも読ませてくださいました。
子どもたちの真っすぐで正直な感想を読みながら、友人は泣いていました。
飛田さんから承諾を得て、一部を紹介します。

「ひださんは わたしたち、もっとあとに生まれて来た人たちに伝えたいといっていました。
わたしもひださんの気もちがわかったような気がします。
ひださんは ほんとはとりたくなかったけど がんばってとったから みんなにつたえたいんだな~とよ~くわかりました。
みんな原発のことは わすれないとおもいます。こんなのやだと みんな思っていると思うから 原発のことは わすれないと思います。
あと ひださんと同じで わたしもあやまってくれたらいいなと思います。」

「その人の人生をこわしていってしまう放しゃ線がなくなるまでに、1億2000年かかるというのは、人の一生の何万倍もです。少しでも取り組むことのできることから、はじめていきたいと思います。
動物の増加、放しゃ線の高さにびっくりしました。3月11日でとまった町というのが、とても悲しい気がしました。
また、お話を聞くことができるのならば、もっとくわしく知りたいです。」

「ぼくは、飛田さんの話を聞いて思ったことが三つあります。
一つ目は、飛田さんみずから、放射線の高い所にいき、どうなっているのかや、野せいのダチョウや、築半年の家などをとってきたのがすごいと思いました。
二つ目は、まったく人がいないことです。放射線が高すぎてすめなくなり、人もいないのに信号だけき能していて、ぼくも、写真や話をきいたとき、こわいなぁと思いました。
三つ目は、疑問に思ったことです。一つ目の疑問は、なぜ、すめなくなった家のローンをはらわなければいけないことです。二つ目は、どうやってどろぼうが入り、持ちかえったりするのかです。
今日は、飛田さんのお話しを聞いて、とても悲しい気持ちになったけど、いい勉強ができました。ありがとうございました。」

飛田さんの写真集を買ってきました。
この写真集を周りの人に見せ、飛田さんから伺った話を伝えたいと思います。
IMG_20190217_134821.jpg 

IMG_20190217_212544.jpg 




[2019/02/17 16:34] | 未分類 |
宇大公開シンポジウムのお知らせ
2月18日(月)、宇都宮大学にて午後1時から公開シンポジウム『原発事故後8年の社会 「科学」・政策への違和感を語る』が開催されます。
参加してそれぞれの立場の方のお話を伺い、皆で真剣に考えたいですね。


20190201203658f02.jpg 
[2019/02/01 20:51] | 未分類 |
飛田晋秀写真展&講演会のお知らせ
2月11日~17日、塩谷町道の駅湧水の郷しおやで「飛田晋秀写真展」が開催されます。
初日の11日(月)には、飛田氏による講演会があります。
「甲状腺エコー検査矢板・塩谷実行委員会」も後援に名前を入れていただき、準備のお手伝いをしたいと思います。

飛田晋秀さんは、私たちが決して報道で目にすることのない原発事故後の福島の風景、現状を伝え続けておられる写真家です。その飛田さんの写真を観てお話を伺うことは、きっと私たちの置かれている状況を知る貴重な機会となるはずです。

とても内容の濃い写真展と講演会、みなさまお友達を誘って、ぜひお越しください!

IMG_20190121_131333.jpg 
飛田氏写真展チラシ裏 

[2019/01/21 20:07] | 未分類 |
とちの実保養応援団から
とちの実保養応援団から、「とちの実だより」が届きました。
岩間さん手作りの心温まるおたよりですね(#^^#)

読ませていただいて、塩谷町でのチェルノブイリ法日本版勉強会で何人かの方が「チェルノブイリ法という法律があるのを初めて知りました」と言われていたことを思い出しました。
地道に伝え続ける。
地元の議員さんたちにも気付いてもらえるようなアプローチ。
とても大切なことだなあと思いました。

IMG_20190121_163901.jpg 
IMG_20190121_163958.jpg 


[2019/01/21 19:09] | 未分類 |
| ホーム | 次のページ>>
プロフィール

『子供の未来を考える会ハチドリ』

Author:『子供の未来を考える会ハチドリ』
私たちは、矢板市が福島第一原発事故に伴う放射性物質汚染による指定廃棄物最終処分場候補地に選定されてから、座談会や勉強会・お茶会を行ってきました。
2015年2月「放射能からこどもを守ろう関東ネット」に加入。
甲状腺エコー検査矢板実行委員会として「関東子ども健康調査支援基金」と協力し、検査を実施しています。

放射能汚染から子ども達を守り、より良い未来を作るために、これからも「ハチドリのひとしずく」のように一人ひとりが出来ることを考え、活動していきます。

お問い合せ先
hachidori_88@yahoo.co.jp

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する