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子供の未来を考える会ハチドリ
… 放射能汚染から、子ども達を守りたい…
甲状腺エコー検査@那須塩原 のご案内
「関東子ども健康調査支援基金」による甲状腺エコー検査が、下記の通り那須塩原市にて6月15・16日に実施されます。
ご希望の方は、下記URLまたはQRコードよりお申込みください。


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今年度は、栃木県の3つの会場(那須塩原・益子・矢板)で共通のデザインを(株)さいた様にボランティアいただき、ビタミンカラーの素敵なフライヤーが出来ました!
(株)さいた様、ありがとうございました。
矢板検診で配るのが、とても楽しみです(^^♪

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[2019/04/08 22:14] | 未分類 |
たらちね訪問記
2月20日、「認定NPO法人 いわき放射能測定室たらちね」を、「関東子ども健康調査支援基金」の皆さんに同行して訪問しました。

初めての「たらちね」訪問に、わくわくしながら始発の電車に乗り込みました。
郡山からいわきへの磐越東線はとてもローカルで、車窓から牧歌的な風景を眺めながら時間がゆっくりと過ぎていく感覚。駅で停まった車中、座席でうたた寝していた制服姿の女子高生を近くに座っていた年配の方が席を立って起こしてあげていた様子が微笑ましく、ほっこり温かい気持ちになりました。
そのすぐ後、郡山付近で窓越しに目にしたフレコンバッグの山は、全くそぐわなく、やるせない思いでした。

「たらちね」は、小名浜の小さなビルの3階にあり、清潔な明るい雰囲気の事務室で合流した基金の皆さんと一緒に、広報担当の飯田さんから説明を受けました。
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2011年11月開所から丸7年、放射能測定とホールボディカウンター測定を続けてこられたそうです。
「この地域の人たちに何が必要かを考えた時、見えない・におわない・感じない放射能を、被ばく被害から子どもたちと地域の人々の健康と暮らしを守るために測定をして目に見えるものにしていくことでした」と、被災地のお母さんたちが始めた活動の経緯を教えてくださいました。

まず最初に、セシウムを測る大きな測定器を見学。周りに水を入れた段ボールを積み上げた中に設置されていました。
正確な値を出すための遮蔽には扱いやすい水を使っていること、淡いきれいな色を塗った段ボールが積み木みたいに積まれていることなど、若いお母さんならではのセンスと工夫に感心しました。

食べ物の測定では値が下がってきているけれど、土の汚染は多く洗い方によっては内部被ばくする可能性があり、山の物もまだまだ高い数値だそうで、気を付けなければと思いました。
また海水浴場から砂を採取して測定したデータを見せていただくと勿来の砂が高い数値で、意外でした。波によって放射性物質が移動しているのでしょうか。海開きしたから汚染値が低いというわけではないのですね。
「後になって分かることがあります。測ってみることが大切」という飯田さんの言葉に納得しました。

測定機器が所狭しと設置された測定室では、政府の測定発表がほとんどないストロンチウム、全くないトリチウムを測っていると伺い、興味津々に見学させていただきました。
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エネルギーが大きく測りやすいセシウムに比べ、ストロンチウムは科学的処理をしないと正確に測れないため測定に2~3日はかかるそうです。
例えば魚の骨を測りたい時は、余分な物を排除→低温乾燥機で乾燥→焼いて灰にする→酸を加える→水溶液状にする→物質を加える→濾す…という工程が必要で、その大変な作業に驚きました。
また原木シイタケの、カラカラに乾かしてから焼いて出た水分をドライヤーで温め、また冷やすという工程中の装置を見せていただきました。飯田さんが「お弁当をチンして冷やすと、お弁当箱の蓋の内側に水滴が付きますよね。そのイメージです」と説明くださったので、物理が苦手だった私も「なるほど!」と想像ができました。
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たなちね測定室のスタッフの皆さんは、全員女性です。
「海水中のトリチウムを測っています」とおっしゃる白衣で測定作業中のスタッフに、学校で理系の勉強をされていたのか尋ねると学生時代は文系の勉強をしておられたとのこと、びっくりしました。
「一から勉強するって、大変では?」
「作業していく上で勉強するので、負担は感じませんよ」
笑顔で答え手際よく作業をされる姿には、知りたいことを自分で確かめている自信が感じられ、本当に素晴らしいと思いました。
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飯田さんからは「トリチウムは、水素と結合しやすく除去できません。体内に取り込まれやすく、別な物質ヘリウムに代わる時に放射線を出してDNA二重らせん構造をダイレクトに傷つけてしまうため、やっかいな問題です」と。現在タンクに溜まったトリチウム汚染水を海に流すという国の計画に思いを馳せ、あってはならないと強く感じました。

「最近は、中高生や大学生の見学が多い」というお話も伺いました。
年月が経ち、事故当時の子どもたちが大人になって、本当のことを知りたいと訪れたりするそうです。
「とても正直な質問が飛び出します。大人たちはなぜ僕たちに本当のことを伝えないのか、とか」と笑う飯田さんは、たらちねの活動は「次世代に伝えていくためのデータを残していく活動でもあるのかな」と。
採取、準備、そしてネジ一本絞め間違えたら爆発も起こり得る機器に囲まれての測定、データ入力ーーたくさんの時間と緊張と手間のかかる作業を、たらちねの皆さんは大きな使命感を持って行っておられるのだなあーーと感銘を受けました。

おしっこのセシウム測定も、新宿代々木測定所と連携して行っているとのことでした。
「保養に行くと、8割のお子さんの数値が下がります」
やっぱり保養は、内部被ばく低減に効果があるのですね。子どもたちに必要な保養を、政府に助成して欲しいです。

昼食を挟んで、午後は測定室に併設された「たらちねクリニック」を見学。
待合室の本棚には、絵本と児童書がたくさん並んでいました。約1000冊、全部寄付された本とのこと…良い本ばかりで、寄付した方の子どもたちへの思いが伝わってきました。

2017年6月にオープンしてから、こどもドックは752人が受診。
事故当時、外遊びもできずに過ごした子どもたちの心身の健康を心配するお母さんたちから声が上がりクリニックが開設されたそうで、こどもドックのメニューには血液検査や甲状腺検査、心電図などの他に「こころのケア」も入っていて、健康や日々の生活についての悩み相談も受付けています。
甲状腺エコー検査はそれ以前の2013年から実施しており、現在も3歳~原発事故当時高校生だった人は無料です。
お話を伺った藤田操先生は、福島県民健康調査での甲状腺検査が2年に1回であることに対して「大人は2年で体重も変わらないけれど、子どもは倍に成長したりします」と懸念されていました。
ピンク色の明るい壁、藤田先生の穏やかな口調、甲状腺を診る時に子どもがちょうど良い目線になるよう壁の上の方に掛けられたアンパンマンーーどれもが優しくて、いつまでもいたくなるような心地よい検診室でした。
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夢中でお話を聞き、帰りの時間となる頃にはすっかり「たらちねファン」になっていた私です。
福島の小さな海辺の町でこんな大切な活動を始めてくださった勇気あるお母さんたちは、本当に自然体で生き生きと働いておられました。
そのことに、真の希望の光を見た気がします。

たらちねHPから、「設立の趣意」を引用させていただきます。
どうぞ、たらちねの皆さんの決意をお読みください。
~~~~~
わたしたちは、「いわき放射能市民測定室」を設立します。原子力発電所の事故による広範な放射能被害の下で、不 安な生活を強いられているわたしたち自身が、よりよく、より強く、生きていくために、それを設立するのです。 不安の払拭はその正体を追い詰め正しく識知することから始まります。事実を見つめることなく曖昧で不信実なことば で取り繕うことは、目には見えないが確かな焼け野原に立っているわたしたちには、もはや前時代のものでしかありませ ん。わたしたちは地域住民とともに被曝の事実をひとつひとつ確かめていくということから始めます。かつてわたしたちが この地で経験したことのない、もたらされた自然の病態と治癒とを手探りでたどり確かめていくことは、野の人の手作業の ように、間違ったらまた戻り、やり直し、積み重ねていくということです。どうかそこにひとつの良心が立ち上がりますように。 
~~~~~

この日同行させてくださった基金の皆さま、丁寧な見学説明と数々の質問にお答えくださった「たらちね」の皆さま、ありがとうございました。
今度は、ぜひ検診を受けに訪問したいと思います!



[2019/03/13 17:36] | 未分類 |
とちの実保養応援団より予告動画が!
「とちの実保養応援団」岩間さんから、3月10日「さようなら原発栃木県北集会」出演の予告編動画が送られてきましたので、ご覧ください。
笑えて当日が楽しみになりますよ(^^♪





今回、私たちもご一緒させていただくことになりました。
お近くの方、ぜひ観に来てくださいね!

さようなら原発栃木県北2019 

[2019/03/04 21:08] | 未分類 |
宇大公開シンポジウムで言葉にしていただいた「違和感」
2月18日、宇都宮大学公開シンポジウム「原発事故事故後『科学』・政策への違和感を語る」に参加してきました。
ずっともやもやした違和感を持ち続けている私は、この題目に惹かれ楽しみにしていました。
4時間弱のシンポジウムでしたが、登壇された方々のお話はとても内容が深く、時間が足りないと感じました。

第1部は基調講演「原発事故後の『科学』・政策への違和感」で、宇大国際学部准教授の高橋若菜氏、フリーライター吉田千亜氏、仙台高等専門学校客員准教授の鴫原敦子氏がお話されました。

高橋先生は、環境政治学を専門とし一児の母親である視点から事故当時に世界史級の環境災害と認識されたそうです。その後、直接支援、調査公表・問題提起を行い、新潟県での子育て世帯の避難者調査により生活被害の凄まじさを再確認し、現行の政策・「科学」、報道、授業など身近な経験に対して「過去の環境災害を教訓とした社会的学習がなされていないのではないか?」と強い違和感を持ったと。
SPEEDIが公開されなかった経緯や拡散予測を公表したノルウェー大気研究所ストール博士へのインタビューなど興味深いお話満載でしたが、時間的に88ページに及ぶスライド資料の一部についてしか聞くことができず、機会があればぜひ続きを伺いたいと思いました。

吉田千亜さんは、原発事故後の「言葉」から多様で普遍的な「おかしいこと」についてのお話でした。
当時5歳と2歳のお子さんがいて市の給食センターに交渉に行くと「気にしすぎですよ」と言われたとのお話に、当時小中学校の子を持つ私の友人たちもそう言って嘆いていたことを思い出しました。
また「戦時中」というキーワードのお話は、自分も子どもを戦争に行かせているような感覚があったので、とても共感を持って聞きました。疎開、非国民、特攻、棄民…母親や避難者や消防士が抱く言葉に、本当に胸が痛くなる思いでした。
「色々な人に押し付けないと成り立たないのが原子力だと思った」という、地元の消防士たちへの取材を岩波『世界』に連載中だそうで、ぜひ読みたいです。(「孤塁ー消防士たちの3.11」)
吉田さんの著書『その後の福島ー原発事故後を生きる人々』を持参していたのでサインをお願いし、快く応じてくださり嬉しかったです。

鴫原先生もまた、2人の子どものお母さんとして市民的活動を始め行政に掛け合い、時がたつにつれ段々やりづらくなっていったと言われていました。
宮城県は事故後の初期対応で、空間線量測定開始初日にHPで「安全」と載せ、食品は「測定しない」と宣言、福島県境地域で当初1ヵ月の測定データがなかったことなど、問題が多かったとのこと。
研究者としては、復興に関して放射性物質「隔離保管・遮蔽」が「焼却処分」に、「健康不安への配慮」が「正しい知識の普及」に書き替えられたことに相当な違和感を感じられたそうです。
水俣病患者に寄り添い、社会の歪みを訴え続けた原田正純医師の「国家は専門家を素人の踏み込めない聖域に閉じ込めることで権威化、権力化して国家のために活用する」という言葉をあげ、市民の力で風穴を開けていくことが大切とのお話が胸に沁みました。

第2部では、伊達市の島明美さん、新潟県への避難者の菅野正志さん、栃木県への避難者の大山香さんが当事者として語られました。

島さんは、東京大と福島県立医大に伊達市民の個人被ばくデータに関する論文に倫理違反と研究不正の疑いがあると申し立てを行った方です。この日お会いできるとは思っていなかったので感激でした。
地上1㎝で3マイクロシーベルト以下なら安全だから除染しないとの市の方針。「ガラスバッジをちゃんと着けていた人がどれくらいいたでしょうか?」とデータの信憑性に疑問を投げかけておられました。しかもガラスバッジは前方向からしか放射線を拾えません。こんないい加減なデータで安全基準を決められていたことに、愕然としました。そして「まるで安全だという根拠作りをされた様な気がします」との言葉に、そんな政策に対し違和感を通り越して怒りが込み上げました。
島さんはその後情報公開を10回以上して得られる情報をほぼ入手、結果研究者が市の集めた個人情報を私物化し論文をイギリスの科学誌に投稿している事実を突き止めます。世界の基準にさえなり兼ねないデータに申し立てをされた島さんに、尊敬と感謝と気持ちが湧きました。
「誰もが当事者であるということ」「知るということをぜひやっていただきたい」「きれいな花を咲かせてください」島さんの爽やかな笑顔は、私たちに諦めず希望をもって立ち向かっていこうと語りかけている様に感じました。
島さんと共に活動されている伊達市議の高橋さんも会場から、「なぜ市長は除染しないのか違和感を持った」とお話くださいました。

菅野さんは、事故当時お子さんが鼻血を大量に出し、新潟県に家族を避難させ2年半郡山市から通い、転職して今は新潟で暮らしておられるそうです。
郡山市は3年後に3兆~4兆円掛けて除染、ご自宅の土は敷地内に埋めた後、掘り返して公園近くの一時保管場所に移されましたが業者が倒産、作業は未完のまま放置されているとのお話と写真に驚きました。
東電がしっかりと賠償するべきであること、オリンピックに向けての口先だけの復興に嫌気がさすこと、復興政策は素人から見ても無理・無駄・無謀・無知だと思うと話されました。
「国民は、もっと関心を持って」
目を向けて声をあげなければどんどん住民に押し付けられていく現状を、身をもって体験された菅野さんから教えていただきました。

「パンドラの箱を開けてしまったような事故だった」と言われた大山さんは、2013年に「栃木避難者母の会」を立ち上げ、交流会や勉強会を開いておられます。
心の痛みや感じる不条理を、大山さんはフランクルの『夜と霧』と重ね「人扱いしていない」と。また、無視したいことは権力が隠したいことであり「巨大な力による命と権利の蹂躙」と。
そして、書くことは体から怒りが抜けることとも話されました。
大山さんたちの会は、宇大の先生方との共著で証言集「原発避難を語るー福島県から栃木県への避難の記録」を書かれていて、私も読ませていただいていました。大山さんや会員の方々どの記録からも当事者の苦しみや願いが伝わる貴重な証言集です。栃木避難者母の会ブログもリンクにありますので、証言集と合わせて多くの方に読んでいただきたいと思います。

パネルトークでは、まず清水奈名子先生がこの日のシンポジウムの題について、栃木県北の方から「これだけリスクが明らかなのに政策に反映されないのはなぜなのか?」と聞かれたことが一番のきっかけだったことや、どうしたら人間はこの深刻な問題を考え続けられるかをジェンダーの視点からもお話くださいました。
その後、茨城大人文社会科学部副学部長の蓮井誠一郎先生の、違和感の長期化、公害問題研究者の宇井純氏の言葉「公害に第三者はいない」、政治は国民が信託して成り立つのに国民を守らないで強い者の味方をしている政治を誰が信じるのか、などのお話。
そして福島大行政政策学類准教授の清水晶紀先生の、憲法の視点からのお話、国が加害を認めずにサービスとして避難者への支援を行っているかのような姿勢であることへの違和感のお話がありました。
最後に、流通経済大学法学部准教授の尾内隆之先生が、20年以上原発問題を政治学から研究してきたので福島原発事故後の政策は想定内で「やっぱりな」と思い、本の帯の「国は味方だと思っていた」にびっくりしたと話されたことに、びっくりでした。
彼らには彼らの利害・価値観があるので事故が起きたら情報隠蔽し彼らの政策を進めること、環境政策のキーワードは科学の「不定性」(確率+価値観)などのお話は驚きの連続でした。
何を軸にして考えられたものかという背景を見ることで、意図が見えてくると。
尾内先生とシンポジウム終了後にもお話でき、小冊子「研究公正のための利益相反対応へ向けて」をいただきました。皆で読んで、また先生のお話を伺いたいです。

質疑応答では二人の方が「倫理観」「今のこんな政策が成り立つ原動力」について質問、登壇者全員がそれぞれの分野から答えてくださいました。
☆遠回りだが人権思想が大切。
☆想像力の問題。突き詰めると教育にいく。
☆子どもたちの命や健康を今の政策にいかに反映させていくか。
☆国際秩序に原子力が入ってきている。シナリオにNOを突き付けていく。
☆日本だけではなく世界で動いている。被ばく過小評価で世界の基準を上げられてしまう。何か変えることができるのでは。
☆専門家でない一般の方の意見が大切。
☆情報開示請求、パブリックコメントをしていく。
☆自治体レベルで頑張ること。
☆自分の大学でも倫理専門の先生はゼロ、人文社会は要らないと?そんなシステムに影響されないようにする。肌感覚を大事に。
☆議員の入れ替え、女性議員を増やすなど選挙で政治を変えられる。倫理観を持たせるために議員に緊張感を持たせること。供託金制度や小選挙区制はおかしいと声を出し制度を変えること。
など、活動のヒントをたくさんいただきました。

今回このシンポジウムに参加し、あまりの内容の濃さに途中頭がモウロウとなってしまいましたが、ただモヤモヤとしていた「違和感」を登壇された方々が言葉にしてくださり、何だか気持ちがすっきりと軽くなった気がしました。
違和感を持ったまま黙っていても何も変わらないし、流されていきます。
そうだ、やっぱり今、声に出さなくては。
教えていただいた「違和感」、言葉にしていただいた「違和感」を、周りに話しながら暮らしていこうと思いました。

宇都宮大学の皆さま、お話くださった先生方、会場でご一緒くださった皆さま、ありがとうございました!

下野新聞 2019.2.19
宇大シンポ2019 

この日の分厚い資料には、登壇者の伝えたい思いがぎっしりと・・・
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サインをいただいた、吉田千亜さんの著書『その後の福島』
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[2019/02/24 22:07] | 未分類 |
塩谷町の甲状腺検査結果説明会に参加しました
2月9日、塩谷町道の駅湧水の郷しおやでの甲状腺超音波検査説明会に参加しました。
12月と1月に実施された検査結果について、宇都宮大学の清水奈名子准教授から説明がありました。

清水先生の行ったアンケートでは、検診を受けた理由は「原発事故の時に受けた放射線の健康への影響が心配なため」が72人、「放射線が原因となって甲状腺に異常がないかどうか確認したいため」が56人と多く、今も不安を持っている人がいることが分かりました。
「今後の健康検査に関して、国や自治体が責任をもって実施することを希望しますか」という質問には、回答者の98%が「希望する」、検査期間については「今後10年以上なるべく長期的に」が53%となっていました。
15歳以上の人の61名が回答されていました。その内18歳以上は自分で検査に申込みアンケートに答えている人も多く、清水先生は「当事者としての声」と言われ、政府はこのことを無視してほしくないと思いました。

清水先生は、「29年度の検査結果について」「なぜ栃木県でも検査が必要なのか」「福島県での県民健康調査について」「甲状腺の病気について」を分かりやすくお話されました。
原発事故時の放射性ヨウ素は関東広域を汚染したけれど、初期データを集めなかったためデータの無い中で安心安全と言い切るのは問題がある。調査が少ないことは、必ずしも問題が少ないからではないと、決して安全とは言い切れないことを説明くださいました。

受診者数が減少しているのは、理由として年齢が上がると進学や就職で地元を離れる人が多くなり検査を受けにくくなること、1回受ければ大丈夫と安心してしまうのではとのお話でした。
「福島県の傾向として、A1判定の方が2年後に甲状腺がんが見つかる事例もあり、一部で甲状腺外に浸潤、転移、再発が確認されています。また所見で結節やのう疱が見つかっても翌年なくなる場合もあります。1回の検査で終わらせるのではなく、定期的(1~2年)に検査を受けることをお勧めします」という清水先生の言葉に、甲状腺検査の大切さを再確認しました。

塩谷町の甲状腺検査を受診する方が増えるよう、私たちも応援していきたいです。
そして、矢板市でも自治体が検査を行うよう、今後も要望していきます。

会場の皆さんは、真剣に清水先生のお話に聞き入っていました。
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お話の中で紹介されていた『放射能測定マップ+読み解き集』
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[2019/02/19 12:23] | 未分類 |
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プロフィール

『子供の未来を考える会ハチドリ』

Author:『子供の未来を考える会ハチドリ』
私たちは、矢板市が福島第一原発事故に伴う放射性物質汚染による指定廃棄物最終処分場候補地に選定されてから、座談会や勉強会・お茶会を行ってきました。
2015年2月「放射能からこどもを守ろう関東ネット」に加入。
甲状腺エコー検査矢板実行委員会として「関東子ども健康調査支援基金」と協力し、検査を実施しています。

放射能汚染から子ども達を守り、より良い未来を作るために、これからも「ハチドリのひとしずく」のように一人ひとりが出来ることを考え、活動していきます。

お問い合せ先
hachidori_88@yahoo.co.jp

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