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子供の未来を考える会ハチドリ
… 放射能汚染から、子ども達を守りたい…
講義「地域の豊かな過去を、地域の未来に生かすには」
1月20日、宇都宮大学で開催された“学生と社会人による〔対話と思考の場02〕「地域づくり×生き方」の意味を問う”の2限目に参加してきました。
講師は、環境デザイナーの廣瀬俊介さん。
Twitterでこのイベントを知り、どんなお話か興味がわいて駆け付けました。

「地域の豊かな過去を、地域の未来に生かすには」と題された講義で、廣瀬さんは一般人にも分かりやすく丁寧に感性に訴えかけるお話をされ、環境デザインという言葉を知らない私も自分のこととして聴いて考えられる、素敵な授業でした。

廣瀬さんは、幼い頃からご自宅近くの雑木林や水田や湧水池で遊んでいて環境や生物に興味を持ち、絵を描くことが好きで、生態学的に環境をデザインする道に進まれたそうです。
お話には、全体を通して原風景が感じられました。
廣瀬さんの描かれたレジュメとスライドの中の絵は温かく繊細で、木々や生き物たちの息づかいが聞こえてくる気がしました。
そして講義を受けていた私もまた、子ども時代に体験した自然との触れ合い・・・冬に石をそっと持ち上げテントウムシやダンゴムシが冬眠しているのを見るのが好きだったこと、湧水に産み付けられたカエルの卵の美しさ、溜池でザリガニを捕まえた手触り、雨上がりの草木の匂い・・・を思い出し、子どもたちに残してあげたい風景を想い描いていました。

風景を読み解くことは、私たちが生きる大地の生い立ちをたどることからはじめ、地形、地質、気候が定まり環境条件に合った生物が棲みついて生じた生態系、その中から生まれ出た人間が自然と折り合い構えてきた村や町を併せた「風土」を読み解いていくこと。
地域の人々と対話を重ね、思いとともに、風土を引き継ぎ受け渡す環境をデザインする(風土の部分をつくる/直す)。
ポーランド詩人シンボルスカの詩を引用され、「豊かな過去を持つ一瞬が積み重ねられた、私たちが生きる世界。それぞれが、それぞれに見つめ心で世界をとらえています。いずれもが大事で、差別なくそれを扱う生き方働き方を、私は望みます」と。

楽に息ができる・・・というのでしょうか。お話を聴いていて自分も風景の一部と思え、疎外の無い安心感があり、それは廣瀬さんが目指される地域社会、環境デザインの姿の一片なのかなと思いました。
そして過去と100年後、その先の未来を見据えて今をつくることは、文化の継承とも感じました。

その後、同じテーブルの方と感想を話し合いました。
益子市の若い職員の方は、「市で大変お世話になっています」と言われていました。廣瀬さんは、益子町の「土祭」にも関わっておられるそうです。
もう一人、宇大の学生さんは、「とても勉強になりました」とのことでした。
講義の初めに進行役をされた若い建築家・中村周さんによる、宇大生とともに宇都宮の釜川沿いにある空き家をリノベーションし、まちづくりの拠点として蘇らせる「KAMAGAWA POCKET」の魅力的な活動紹介もありました。
若い方たちが廣瀬さんから学び、そして震災や原発事故を含めた栃木の風景を読み地域の未来をつくっていってくださることを期待しています。

とりとめのない報告と感想になってしまいましたが、廣瀬さんのご活動についてはブログ「東北風景ノート」をぜひご覧ください。

私も市民のひとりとして、この地域に建設的な提案ができるよう学んで、若い人たちを応援していきたいです。
廣瀬さんの著書『風景資本論』を、ゆっくり時間をかけて読もうと思っています。


廣瀬さんのスケッチ。ご生家の向かいに数年前まであった雑木林だそうです。
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「土祭」の調査のために益子町で描かれた絵からは、水音、鳥の声が聞こえてきそう・・・
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今日届いた『風景資本論』(朗文堂) ゆっくり楽しみながら読んでみます。
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[2018/01/27 17:31] | 未分類 |
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プロフィール

『子供の未来を考える会ハチドリ』

Author:『子供の未来を考える会ハチドリ』
私たちは、矢板市が福島第一原発事故に伴う放射性物質汚染による指定廃棄物最終処分場候補地に選定されてから、座談会や勉強会・お茶会を行ってきました。
2015年2月「放射能からこどもを守ろう関東ネット」に加入。

放射能汚染から子ども達を守り、より良い未来を作るために、これからも「ハチドリのひとしずく」のように一人ひとりが出来ることを考え、活動していきます。

お問い合せ先
hachidori_88@yahoo.co.jp

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