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子供の未来を考える会ハチドリ
… 放射能汚染から、子ども達を守りたい…
赤城修司さんが撮り続ける写真
6月2日(土)、宇都宮大学で開催された「赤城修司展」に行きました。

会場の壁には、2011年から今年まで順を追って赤城さんが写し続けた福島市の写真が展示されていました。
その一枚一枚を目の前にして、私は蘇る記憶と当時の感情が溢れてきて、すぐに次の作品へと移動できませんでした。
この写真展を主催された清水奈名子先生が会場におられ解説くださり、記録としての写真の移り変わりを見ることができました。

事故後日も経たず至る所に出現した「がんばろう!」の大きな文字。
除染が始まり、ブルーシートを掛けられた汚染土の小山は次々に増えていく。
ドローンで空から写された写真の、広範囲に点在するブルーシート。
すぐ脇で遊ぶ子どもたち。
その写真をみて、生まれた時から記憶する原風景がブルーシートの町である子どもたちのことを思い、自分たち大人の罪深さに行き場のないやるせなさを感じました。
ブルーシートは、今年の写真にも写っていました。
除染はこれからもまだまだ続き、赤城さんの写真からブルーシートが無くなることはないように思えます。
次の日には赤城さんの講演会が催されましたが、私用で参加できずとても残念でした。

赤城さんの写真集「Fukushima Traces 2011-2013」を購入し読みました。
写真と添えられた一言は、はっとするものがたくさんありました。
「保養先の尼崎市。子供が思いっきり砂遊びをしていた。危うく止めに入るところだった。」
「かつて見たことのない良心的貼り紙。」
「異常は続けば正常になる。」
「本当のことを正確に言おうと、選べば選ぶほど、嘘をついているような気持になる。」
「僕がどの写真を撮った時も、僕の足の裏は、しっかり地面についている。」
その言葉一つひとつが、福島だけのものでは決してなく、我家の庭のことでもあるからです。

写真集のあとがきには、赤城さんの思いが語られています。
私はそのあとがきを短編小説の様に読みながら、「僕は言いようのない気持ちになる。(本当に、形容する言葉が見つからない)」という一節に、ああそうですよねと、共感し癒された気がしました。
“ただ、「残さなければならない」という気持ちだけで、今でも撮影を続けている”という赤城さんの写真を、世界中のたくさんの人に見てもらいたいです。
そして、いつかお目にかかってお話を伺えたらと思います。

東京新聞に写真展が掲載されていますので、お読みください。
「日常に溶け込む原発事故の傷痕 福島の赤城さん 宇大で写真展」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201806/CK2018060302000145.html


宇都宮大学の会場前
DSC_1333.jpg

赤城さんの写真は、言葉にできないたくさんのことを語っていると思います。
DSC_1331.jpg




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[2018/07/25 11:32] | 未分類 |
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プロフィール

『子供の未来を考える会ハチドリ』

Author:『子供の未来を考える会ハチドリ』
私たちは、矢板市が福島第一原発事故に伴う放射性物質汚染による指定廃棄物最終処分場候補地に選定されてから、座談会や勉強会・お茶会を行ってきました。
2015年2月「放射能からこどもを守ろう関東ネット」に加入。

放射能汚染から子ども達を守り、より良い未来を作るために、これからも「ハチドリのひとしずく」のように一人ひとりが出来ることを考え、活動していきます。

お問い合せ先
hachidori_88@yahoo.co.jp

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